ハイテックマツムラの家は2×4(ツーバイフォー)工法によって建てられています。
2×4工法は、耐震性・耐熱性など住宅に必要な基本性能に加えて、空間設計が自由になる、
短工期の経済性などをあわせて実現する、合理性の高い工法です。
2×4(ツーバイフォー)とは、2インチ×4インチの木材を使用した工法の名前。
その特徴は、耐力壁と剛床を強固に一体化した箱型構造であることです。
柱や梁といった軸組で支える木造軸組工法に対し、2×4工法はフレーム状に組まれた木材に
構造用合板を打ち付け、壁や床(面材)で支える木造枠組壁工法を用います。
下枠・縦枠・上枠などの主要な部分が、
2インチ×4インチサイズをはじめとする規格品の構造用製材で構成されることから、
2×4(ツーバイフォー)工法と呼ばれています。
そのルーツは19世紀、開拓時代の北米アメリカで生まれました。
限られた資材で有効活用するために規格化された製材を使用する合理的な建築方法と、
構造理論など科学的な考え方を取り入れた優れた性能を持っています。
2×4の住宅は木造住宅であるため、日本の気候や風土にも良く合い、
耐震性、耐火性、耐久性の高い、安全で快適な住まいとして日本でも多くの皆様に愛されています。
面構造を基本としたツーバイフォー住宅は、地震や台風などの外力を面全体で受け止めることで 荷重を分散し、抜群の強さを発揮します。
また細かく明確に規定された合理的な施工方法は、施工者の技術に左右されない均一なクオリティと 性能を実現するとともに、自由な室内設計や多彩な外観デザインにも対応が可能。 住む人の発想やイメージを生かせる柔軟性にあふれています。
木材をいかに湿気から守るかが耐久性のカギ。ツーバイフォー工法では、ほとんどの構造用製材に含水率19%以下の乾燥材を使用。 土台や1階床下部分にも防湿シートを敷きつめるなどの対策で湿気をシャットアウト。 また壁内に充填された断熱材によって温度差を緩和、結露を発生しにくくしています。 国内外で長寿の建築物が数多く残っていることからも、耐久性の高さが証明されています。
ある程度の太さや厚さがある木材は燃えると表面が焦げて炭化層をつくり、 内部への火の進行を防いで強度が低下しにくい性質を持っています。700~950℃に達する実際の火災でもその耐火性は確か。 加えて、すべての天井や壁に貼られる石こうボードや、壁・床に埋め込まれる断熱材が発火を遅らせ耐火性を高めています。
木の2×4住宅には、鉄骨住宅のように鉄骨を通じて外気の冷たさが室内に伝わるヒートブリッジ現象がありません。 外気温の影響を受けやすい外壁は、2×4独自の面構造と壁内に充填された断熱材との相乗効果で、より高い断熱性を発揮し、 この独自の面構造は、気密性も高く、冷暖房も効果的です
2×4工法は面構造で揺れを吸収・分散することができ、建物の変形や倒壊を防ぐ機能は圧倒的。 また毎年大きな被害をもたらす台風や竜巻などの強風に対しても優れた強度を発揮。 強大なハリケーンに見舞われる北米で生まれただけに、強風への対策も万全です。
気密性の高い構造は同時に、音の出入りを押さえる優れた防音性も備えています。 壁や天井の石こうボードは防音材として、壁や床の断熱材は吸音材としても効果的。 外部の騒音を防ぎ室内の音は漏れにくい、プライバシーをしっかり守る快適な住まいを実現します。
ツーバイフォー発祥の地・北米では、資産価値を高いレベルで保つということから 住宅メンテナンスやリフォームが日常的に行われています。 設備や部品を取り替えることで、機能性や耐久性を向上させる工事が容易にできることは大きなポイント。 成長する家族やライフスタイルの変化に合わせて、住まいを進化させることが可能です。