2022/05/16

家づくりのポイント　第６回　「選んだ土地で間取りが変わる！土地探しのポイント」

◇家づくりは土地探しからスタートする方が多い

それは、選んだ土地によっては
希望通りの家を建てることができない可能性があるということです。
なぜなら、土地に関する法律や、土地の周辺の環境が、
建てる家の間取りに影響を与えることがあるためです。
今回は、家を建てる会社の立場から、
土地選びで気を付けておきたい点をお伝えします。

◇土地には、法律でさまざまな制限があります

土地には、街づくり・日当たりの確保・防災対策などの観点から、
法律や条例などで、さまざまな制限があります。
たとえご自分の土地であっても、
何でも建てて良いというわけではありません。
代表的なものに、
建物の種類（住宅・お店・工場など）を制限する「用途地域」、
建物の大きさや広さを制限する「建ぺい率」「容積率」があります。

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▽用途地域とは？
　https://www.homes.co.jp/words/y3/525000680/
▽建ぺい率とは？
　https://www.homes.co.jp/words/k4/525000959/

▽容積率とは？

　https://www.homes.co.jp/words/y3/525000679/

（いずれも出典：LIFULL HOME’S）
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1 つ例を挙げます。
建物の「建ぺい率」は、最も厳しい地域で「30%」です。
土地の大きさが100 平米で、建ぺい率が30%であれば、
30 平米には建物を建てることができますが、
残る70 平米は、車庫や庭などにしなければなりません。
仮に、この点を考慮せずに土地を決めた場合、
後になってから建物の大きさ制限に気付き、
間取りに苦慮する可能性があります。
このような法律上の制限は、
土地を契約する前に必ず不動産会社から説明があります。
( 不動産会社の「重要事項説明」が法律で義務付けられています)
この説明をよく聞き、少しでも気になる点があれば、
遠慮なく質問しましょう。

◇法律以外でも、気にしておきたいポイントがあります

法律の決まりごと以外にも、土地選びで気をつけるポイントは数多くあります。
・電柱やゴミ置き場などは無いか？
　敷地内や敷地の周辺に、電柱やゴミ置き場などがあると、
　その部分が目に入らないよう、間取りを工夫しなければならない場合があります。
・交通量は多いか？
　南側が道路の土地は、日当たりの良い家を建てやすく人気ですが、
　道路の交通量が多い、向かい側がお店で人の出入りが多いなど、
　やはり視線を意識して間取りを考える必要があります。
間取り以外のことでも、近隣の商業施設や学校の場所、
土地の水はけ、周辺の建物の配置、風の通り道など、
気を付けておきたいポイントは、非常に多くあります。

◇今、土地をお探しの方に行っていただきたいこと

おそらく、土地探しを行っている方のほとんどは、
「土地探しは初めて」という方かと思います。
数多くのチェックポイントを意識しながら、
土地を比較検討するのは、本当に大変なことです。
そこで、土地探しで後悔しない、簡単な方法をお伝えします。
それは、土地探しだけを先に進めるのではなく、
土地探しと、建築を依頼する会社探しを、同時に進めることです。
土地探しから建築まで一貫して対応可能な住宅会社も多数存在します。
弊社もそのひとつです。
ネットや雑誌、住宅展示場で情報を集めながら、
「ここで建てたい」と思う住宅会社を、今のうちに見つけましょう。
もちろん、1 社に絞らなくても大丈夫です。
そして、気になる土地に出会ったときには、
「建てたい」と思う住宅会社の担当者に、土地を見せてみましょう。
そうすれば、その土地であなたが理想通りの家を実現できるか、
プロの視点でチェックすることができます。
土地探しの「セカンドオピニオン」を得られるということです。