2022/08/12
夢のマイホームを選ぶときは家のデザインやキッチンといった住宅設備の性能に目を向けることが多いと思いますが、専門家の見る視点は少し違います。
コロナ禍でリモートワークになったり今まで当たり前だった通勤そのものがなくなったりで、住み替えを検討される方も増えています。
そこで戸建て住宅(新築戸建て)の場合はどんなことを確認したほうがいいのか、主には土地から購入される方向けですが、土地をお持ちの方や建て替えの方にも共通する視点もあります。ぜひご一読ください。
第8位 省エネ性
今年の法律改正で2025年度には全ての新築住宅で省エネ基準への適合(等級4)が義務付けられます。
断熱性が高い家なら夏に涼しく冬に暖かい快適な暮らしができて環境への配慮や電気代やガス代が上昇する中、光熱費の削減も期待できます。
2025年の義務化とは言うものの、すでに2024年以降の新築住宅は省エネ基準に適合しない場合はローン減税が受けられません。
今後は等級5,6,7も創設されます。建築のコストは確かにかかりますが、長い目で見て光熱費や資産評価の面でマイナスにならないためにぜひ確認、あるいは要望する項目です。
第7位 間取り(生活導線)
こだわりが多い一方で意外と失敗しがちなのが間取りです。部屋の並び方を間違えるとストレスを抱えて生活することになってしまいます。
住んだ後、何年もしてから家族構成の変化によって最適な間取りは変わります。お子さんが独立したら部屋が余ってしまうなどはよくあるお話です。
特に平屋建てでなく、2階建て、3階建てを検討される方は「生活導線」を意識してください。
洗濯機から物干し場までの距離、玄関から食品庫までの導線など、実際に暮らすことをイメージして家の中でどのように動くか線をつないで考えてみてください。
次回は 第6位日当たりの条件と第5位住む場所の未来のお話です。