2022/08/26

戸建て住宅の価値　プロがチェックする10のポイント　④

夢のマイホームを選ぶときは家のデザインやキッチンといった住宅設備の性能に目を向けることが多いと思いますが、専門家の見る視点は少し違います。

コロナ禍でリモートワークになったり今まで当たり前だった通勤そのものがなくなったりで、住み替えを検討される方も増えています。

そこで戸建て住宅（新築戸建て）の場合はどんなことを確認したほうがいいのか、主には土地から購入される方向けですが、土地をお持ちの方や建て替えの方にも共通する視点もあります。ぜひご一読ください。

第4位　公共交通機関

在宅勤務やそもそも出社というが概念が薄れてきたため、以前に比べて交通の利便性をそこまで重視しない方も確かに増えました。

ただ、それでも長期的には公共交通機関（特に鉄道）に近い立地は有利です。結局駅から近いと何かと便利ですし、逆に遠いと出不精になってしまうこともあります。

通勤や通学はもちろん、いつか車を運転しなくなる老後の生活まで考えると駅からの距離は重視したほうがいいポイントです。

将来的に人気のエリアは利便性を基準にさらに選別が進むことも考えられます。

駅からの距離が近いほど資産性の高い家（土地）であることは間違いないですが、価値が下落しにくい（上昇することもある）というのがポイントです。

第3位　災害に対する安全性

近年は大規模な地震や台風、集中豪雨による水害が多く発生しています。

戸建て住宅はやはり土地に対する安全性の確認が非常に重要です。

各市町村が発行しているハザードマップの確認は必須であると同時に近くに海や川があるか、がけや山が近くにないか、付近の地盤の状況、あれば過去の被災の記録も調べておきたい項目です。

もちろん不動産を購入される場合は不動産業者から説明の一環としてハザードマップは渡されると思いますが、最近は自治体も様々な情報を発信しているので、自分自身も調べることが大切です。

次回は　第2位返済計画の見極めと第1位周辺環境のお話です。