2022/09/02
夢のマイホームを選ぶときは家のデザインやキッチンといった住宅設備の性能に目を向けることが多いと思いますが、専門家の見る視点は少し違います。
コロナ禍でリモートワークになったり今まで当たり前だった通勤そのものがなくなったりで、住み替えを検討される方も増えています。
そこで戸建て住宅(新築戸建て)の場合はどんなことを確認したほうがいいのか、主には土地から購入される方向けですが、土地をお持ちの方や建て替えの方にも共通する視点もあります。ぜひご一読ください。
第2位 返済計画の見極め
ほとんどの方にとっては人生最大の買い物になる住宅購入。戸建てはマンションに比べれば大きさと値段のバランスが取れてコスパがよく見えます。
といってもやはり数千万円の支出になりますので、現在の収入や貯蓄を基にして購入可能(借り入れ可能)な計画を組むことが大切です。
大半の方は住宅ローンを組まれますが、家の構造や性能、デザイン、立地条件などが100点でも、返済不能になってしまっては意味がありません。
現在の収入で返済可能なことはもちろん大事ですが、金利が上がったり、共働きの場合はどちらかが働けない時でも返済できるかなど不測の事態も想定したシュミレーションが必要です。
また、賃貸と違って固定資産税や修繕費、地域によっては自治会費など返済以外にも意識するお金があります。
資金計画は住んでからの暮らしに大きく影響します。慎重な検討が必要です。
第1位 周辺の環境・雰囲気
プロが考える最も大事なポイントは周辺の環境、近隣の雰囲気です。
病院や学校、公園や生活必需品を買うお店がどの程度の距離にあるかや近所づきあいや自治会の活動状況等は、その地域に溶け込めるかどうかを左右する大きな要素です。
自分の力では変えることが難しいうえに生活していくうえでの影響もとても大きい項目です。
戸建てを検討されるとあまり近隣の状況を考慮しない方もいますが、マイホームを買うということは同時にその街も買うということですので、その物件だけではなく、一歩引いた視点でその街全体を見渡してみてください。